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『お台場から浜離宮恩賜公園』

金曜日, 2月 28th, 2014

                             鬼城竜生

パンパグラス[シロガネヨシ 、イネ科シロガお台場-002ネヨシ属の多年生植物。学名:Cortaderia selloana。英名からパンパスグラスとも呼ばれる。原産地:ブラジル、アルゼンチン、チリ等の南米大陸のお台場-001草原]の花穂が出たという話が新聞に掲載されていたので、出かけることにした。パンパグラスは前にも写真を写しに行き、ブログに搭載したが、どうもはっきりした写真にならなかったと云うことで、再度出かけることにした。ところで新橋から“ゆりかもめ”に乗って台場で降り、プロムナード公園を抜けてテレコムセンター駅を目指して歩くか、テレコムセンター駅で降りて、逆コースを行くか、些か悩まされた。

それというのもパンパグラスが見られるのは、国際研究交流大学村東京国際交流館の横、道路を挟んだ反対側に空調の換気塔を隠す目的で作られた小山の上に、その小山を覆うように植えられている極く部分的な植込みで、大草原になっている訳ではない。

色々考えていたが、結局何時もの行程、台場で降りてフジテレビの横を通り、テレコムセンター駅の方向に行くことにした。フジテレビの隣にあるダイバーシティ東京の庭には大きなガンダムの立像が飾られている。例年何か催し物をやっているようで、前回来た時にはガンダムを入れて写真を撮るサービスをやっていた。

昨年より時期が早かったのか、今年のパンパグラスは若干貧弱な状況だった。一応写真は撮ったが、背が低かったのか花穂の伸びが未だしと云うことだったのか。帰りはテレコムセンター駅に向お台場-003お台場-004かうことにした。駅を目指して階段を登ると東京みなと館なる案内板が目に付いた。青海フロンティアビル20階に開設されているようで、入館料は200円と云うことである。運営をしているのは『一般社団法人東京都港湾振興協会』と云うことで、『東京港は昭和16年5月にわが国の5大港湾の一つとして開港して以来、首都東京の海の玄関として、また都民のみならず首都圏4000万人の生活を支える物流拠点として、さらには海上公園をはじめとした水に親しむ都民の憩いの場として極めて重要な役割を担っている』と説明されている。『このような中で当協会は、開港から9年後の昭和25年8月に船社、倉庫、港運、海運等の港湾関係者及び港湾管理者である東京都が発起人となって、東京港の発展向上の推進力となり、港湾整備並びに運営の改善を促進し東京港の振興に寄与することを目的として設立された』と云う。

地上100mのこの場所からの見晴らしは最高と云うことが出来る。大井コンテナ埠頭に並ぶ赤いキリン(ガントリークレーン)、晴海客船、レインボーブリッジ等々、相当広範囲に見ることができる。ただ、あまり天気がよくなかったので、富士山は見えなかったが、11月当りから天気の良い日には富士山がくっきり見えるようである。出来ればこの建物の周りに背の高い建物を建てないようにして戴きたいものである。

お台場-005お台場-006再度ゆりかもめに乗車し、汐留で降りることにした。汐留駅で降車し、電通本社ビルの横を抜けると、眼の前の工事中の通りに出る。その通りを横断し、行く先は『浜離宮恩賜庭園』である。今回の目的は、昨年見ることのできなかった“彼岸花”が今年は見られるかどうかの偵察を兼ねて、今が見頃とされるキバナコスモスの写真を撮るのが目的だった。第一の目的である“彼岸花”の様子は、例年花の見られる場所に何の痕跡もなく、旧稲生神社の裏当たりに“彼岸花”の芽が数本見られるだけであった。延遼館跡の芝生の所々に見られた花芽は、芝生を短く刈り込んであるため、一緒に刈り取られたと思われる。仕方が無いのでお花畑で何枚かの写真を撮し、大分遅くなったので中島の茶屋で抹茶と和菓子で昼飯代わりにした。

何時も思うことだが、自然を撮るのは難しい、同じところに何回か通い、その中で好機をえると云うことになるのだろうが、残念ながらそれだけの暇はない。2013年9月13日(金曜日)本日の総歩行数は13,723歩と云うことである。

                                           (2013.10.16.)