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『桜と東京スカイツリー』

月曜日, 11月 12th, 2012

 

鬼城竜生

桜の時期に墨堤に出かけ、完成した東京スカイツリーと桜の写真を撮ろうと4月6日(金曜日)に出かけた。東京メトロ銀座線浅草駅で降り、何時もは吾妻橋に出るところを駒形橋に出墨堤-01墨堤-04た。駒形橋の浅草側の欄干から対岸を見ると、完成した東京スカイツリーとアサヒビールの筋斗雲が見えた。アサヒビール吾妻橋ビルは、ビールのジョッキをイメージしたと云われる姿をしており、右側にあるのはスーパードライホールという名前のようであるが、その上にあるのは筋斗雲では無く、フランスのデザイナーであるフィリップ・スタルクによる『炎』のオブジェで、躍進するアサヒビールを象徴するものだと云うことであるが、申し訳ないが、横に寝ている姿は『炎』では無く筋斗雲である。

駒形橋から東京スカイツリーと筋斗雲を入れて写真を撮り対岸に渡り左に曲がり吾妻橋の方向を目指す。橋際に“吾妻橋観光案内所”があるので、覗いて『東京スカイツリー周辺ガイドマップ2012春版』なるものを手に入れた。再び川に沿って勝海舟像を右手に見て、隅田公園に、写真を撮りながら牛嶋神社に御参りをし、桜と鳥居を入れて東京スカイツリーを写そうとしたが、思うようなアングルが得られなかった。

牛嶋神社を出て左に、見番通りを通って三囲神社まで脚を伸ばし、数枚の写真を撮り、裏へ抜けて再び川っ淵に出て言問橋まで戻ることにした。三囲神社は今迄に何回か来たが、古人の俳句の碑や色墨堤-02々な神様が併祀されている墨堤-03賑やかな神社である。それに名前が印象に残るのは、時代物の小説に頻繁に出てくる神社の名前として記憶されるせいでは無いかと思われるが、どうだろう。尤もこちらが思うほどには世間の方々の認知度は高くないのかもしれないが、向島という町の名前と、三囲神社という名前が一つになると、つい粋だねーと云いたくなってしまう。

江戸通りを辿って吾妻橋の岸際に辿り着き対岸の写真を狙う。ここからも東京スカイツリーと筋斗雲の写真を撮ることが出来るので、それを狙った。その後昼飯を食う場所を探したが、14時近い時間帯で、準備中の看板ばかりが目立ったので、浅草寺まで行き伝法院通りを抜けて浅草寺の裏通りにある飲み屋街に適当に入り、飯は止しにして酒と筋煮込み・焼き鳥で遅昼の代わりにした。此処には何回か来ているが、焼き鳥などは、組合せで売るのでは無く、単品で売ってくれないのかなと思う。どちらかと云えば、熱燗1本にしろ塩5本などと云う注文の仕方をしたいので、一皿取り混ぜて3本などと云う決めは止めてもらいたいもんだと思っている。

所で何処の飲み屋でも冷や酒をコップで一杯等という注文をすると、態々常温ですかと聞き直されるが、これは止めてもらえないんでしょうかね。低温保存を要する酒は、“冷酒”という呼び名が付けられており、冷やとは云わないはずである。冷酒を頼む奴が冷やというのかどうか知らないが、一々常温ですかと確認して戴かなくても、頼むのは二級酒の安酒で、温度管理の出来る保冷庫に保存されるような高級な酒は飲まない。第一、コップの一杯や二杯では呑んだ気に為らない体質をしている。高級な酒を一?二杯というよりは、二級酒で結構、それなりに呑みたい訳である。更に暑い夏には冷やと云うことになるので常温などと聞き返されたのでは、理科の実験をやっているような気分になってしまう。

本日の総歩行数12,398歩。

       (2012.7.19.)