トップページ»

「小田原道了尊」

火曜日, 11月 29th, 2011

        鬼城竜生    

小田原駅は何時も小田急からの乗り継ぎ駅として使う程度であまり馴染みはなかったが、小田原から出ている大雄山線には一度乗ってみたいと思っていた。最も電車に乗るのが趣味ではな道了尊-01く、終点の大雄山駅に降り、道了尊に行くというのが目的である。

2010年11月14日に紅葉の写真が撮れるのではないかということで、かみさんと二人で出かけた。川崎から普通列車のグリーン車で小田原まで行き、大雄山線に乗り換え、大雄山駅で降りた。

所で大雄山線は、小田原駅と神奈川県南足柄市の大雄山駅とを結ぶ、伊豆箱根鉄道の鉄道路線であるとされているが、当初は大雄山鉄道によって開業した路線だという。しかも道了尊で有名な最乗寺への参詣鉄道として計画されたというから、道了尊というのは相当信者の多いお寺だったのかということになる。毎日相当規模の人数が乗らないと、電車会社としては経営が成り立たないはずで、それでも電車を走らせたということからいえば、今とは比べものにならない数の参詣者がいたのかということになる。

寺伝によると『大雄山最乗寺の守護神である道了大薩