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「多摩川台公園」

月曜日, 9月 22nd, 2008

鬼城竜生

紫陽花が咲いているということで、6月14日(土曜日)『多摩川台公園』に出かけることにした。とはいえ、何処にあるのか解らないのでYahooで検索多摩川台-01してみたが、解りやすい地図を入手することは出来なかった。

取り敢えず京急蒲田駅で降りて、JR蒲田駅ビルまで行き、東急多摩川線で多摩川駅まで行くことにした。しかし、驚いたのは多摩 川線は蒲田駅から多摩川駅までの往復路線で、全線が大田区内を走っているというある意味ローカル線であったということである。

蒲田駅 → 矢口渡駅→ 武蔵新田駅→ 下丸子駅→ 鵜の木駅 → 沼部駅→ 多摩川駅

多摩川駅を降りて、最初降り口を間違えて『田園調布せせらぎ公園』に入り込んだ。この公園はどちらかといえば運動等の参加型の遊びをするための公園みたいな感じがした。踏切で線路を渡り多摩川の川側に出て、川に沿って暫く行くと、右手に紫陽花の花が見えた。下から見る限り大した数では無いと思われたが、坂道を登って上に上がってみると、相当の数の紫陽花が見られた。この公園の紫陽花は7種類3000株と紹介されているが、必ずしも正確な数では無いような気がするが、思い過ごしでしょうか。

『多摩川台公園』には、この他に「四季の野草園」があり、鈴蘭、芝桜等の野草を中心に、様々な草花が植えられているとされていたが、季節的にはそれほど多くの花が見られるという状況ではなかった。その他、「水生多摩川台-02植物園」があり、池に土と水で沼地に似た環境が造られ、姫水仙、アサザなどの水生植物と花菖蒲、アヤメといった湿地の植物が植えられているということであるが、今回そこまで足を伸ばさなかった。

公園の野草園・水生植物園がある場所は、かつて調布浄水場があった場所だとされる。大正時代から昭和時代まで、ここから東京に上水道を供給していたという。跡地は浄水場であったことを残すため、濾過池・沈殿池をなるべくそのままの形で水生植物園・ 植物園に転用し、地下貯水場は水生植物園への貯水に利用しているとされる。

『多摩川台公園』とは、そもそもどんな公園かということがよく解らず、色々調べてみたが、納得いくような説明資料は手に入らなかった。ただ、internet上のHPに次の記載がされていた。
『多摩川台公園は川に沿って伸びる丘陵地に約750mにわたって展開しています。面積が66,661m2と広大なうえ、自然林の道、古墳、展望台、水生植物園、四季の野草園、あじさい園、山野草の道、そして二つの広場をそなえるな 多摩川台-03ど見所は豊富です。その中心はなんといっても自然林の道です。起伏に富む園地の多くは赤松、欅、楢、櫟などの武蔵野の面影をとどめる自然林に覆われています。樹々は年月を経て高々と繁り、その下を幾筋もの小径が走っています。』

更に『古墳群と古墳展示室』としての説明に『管理事務所の隣にうず高く盛り上がっているところがあります。それは「亀甲山古墳」で、都立芝公園のある丸山古墳と並んで都内では最もよく知られた古墳です。また、多摩川台公園の最高地には、この地域で最古の前方後円墳である宝莢山古墳があります。この二つの前方後円墳は向き合う位置に造られ、その間には小円墳が8個連なっていて、多摩川台古墳群と呼ばれています。管理事務所には、全国でも珍しい「古墳展示室」が併設されています。』

『公園のある台多摩川台-04地は武蔵野台地の南端部にあたり、国分寺崖線に位置するために多摩川との高低差は大きく、多摩川方面への眺望はすばらしい。また、桜の木が多く、春には桜の名所として知られている。』とする説明も見 られる。

『多摩川台公園』の隣というか隣接地に「多摩川浅間神社」がある。主祭神は木花咲耶姫命で、熊野神社と赤城神社を合祀している。本殿の建築様式は浅間造であり、これは東京都内では唯一のものである。また、社殿は浅間神社古墳の上に建てられているとされているが、神社の境内に多摩川に向けて見晴台が張り出していて、川の風景を見るには都合のいい場所といえた。

いずれにしろ自分の眼で確認して歩かなければ意味がないが、今回は間違えて紛れ込んだみたいな話しで、今後深く探求してみたい公園だといえる。本日の歩数は10,967歩で歩数的にはギリギリ1万歩を超えたという所である。

(2008.6.28.)