治験薬一覧:N
木曜日, 8月 16th, 2007
治験記号:NA-001
<一般名:ropivacaine hydrochloride>
概要
[商]未定(アストラゼネカ)。局所麻酔剤、硬膜外麻酔。申請中。[剤型]注射剤。新規アミド型局所麻酔剤である。化学構造は塩酸ブピバカインと類似しており、長時間にわたる局所麻酔作用を有し、中枢神経系や心血管系に対する影響はブピバカインに比べて少ない。
出典
トライアルドラッグス2000;株式会社ミクス,2000
治験記号:NB-818
<一般名:lemildipine>
概要
[商]未定(興和)。Ca拮抗薬、本態性高血圧、脳血管障害。申請中。[剤形]錠剤。光に安定なジヒドロピリジン誘導体で、脳動脈に選択的に活性を示す。降圧作用はニフェジピンと同等であるが、心臓に対する作用は遙かに弱い。ニモジピンより作用は緩徐とする報告が見られる。
出典
トライアルドラッグス2000;株式会社ミクス,2000
治験記号:NBI-6024
<一般名:——–>
概要
[治験薬]
本薬は米国・ニュークライン社のAPL(改変ペプチド)技術を用いたインスリンの部分構造改変ペプチドで、1型糖尿病治療薬として開発を進めている。南アフリカで第I相段階にある。1型糖尿病患者は、インスリンを産生するβ細胞の破壊が起こるが、この過程には免疫システムが関与していると考えられている。本薬は免疫システムのT細胞のバランスを変えることにより、β細胞破壊の進行を遅らせ、糖尿病の進行を抑制する。また、現在2型糖尿病と診断されているが、1型とも2型とも違う1.5型とされる糖尿病への有効性も期待されている。糖尿病治療薬。大正製薬が導入計画。
出典
RIS-FAX,第3119 号,2000.7.22.
治験記号:NE-100
<一般名:——–>
概要
第II相臨床試験段階。σ-受容体遮断作用が強力で、選択性にも優れた新しいタイプの精神分裂病治療薬。錐体外路障害の副作用が少なく、陰性症状の改善作用も期待できると報告されている。大正製薬。
出典
月刊ミクス,5:58-59(2001)
治験記号:NE-58095
<一般名:risendronic acid>
概要
[商]未定(味の素-武田-アベンティス)。骨代謝改善剤。骨粗鬆症治療剤。申請中。[剤型]錠剤・注射剤。カルシウム代謝調節作用を有し、経口及び非経口で活性を示すビスホスフォネート剤である。本剤は骨カルシウムに接着してカルシウムの骨からの溶出を防ぎ、破骨細胞の活動を妨げる。
出典
明日の新薬CD-ROM,2000.12版
治験記号:NIM-03
<一般名:nimesulide>
概要
[治験薬]
消炎鎮痛剤。COX-2選択性。スーパーアスピリン。プロスタグランジン(PG)を産生する酵素シクロオキシゲナーゼには、COX-1、COX-2の2種類の酵素が存在し、COX-1は、血小板、胃、腸、腎など殆どの組織に常時存在し、生体の生理機能の調整に関与する。
一方、COX-2は比較的限られた単球、線維芽細胞、滑膜細胞、血管内皮細胞など特定の細胞に存在し、何らかの刺激により一過性に誘導され、炎症や発熱など病理学的作用にかかわるPGの産生に関与している。
従来の非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)では、COX-1、COX-2の両方を阻害するため、
COX-1阻害による胃腸障害などの副作用が発現する。従って、選択的にCOX-2を阻害することで、
抗炎症作用が優位にあらわれ、COX-1阻害による副作用が軽減できる。
[適]慢性関節リウマチ、変形性関節症。phase II(2000.2.16.現在)。[商]celebrex(日本モンサント-山之内製薬)。
[治験薬]消化管機能改善剤。塩酸イトプリド。ドパミンD2拮抗作用とアセチルコリンエステテラー阻害作用を有する消化管機能改善剤で、既に慢性胃炎に伴う腹部膨満感、食欲不振、悪心・嘔吐、胸焼けなどの上腹部症状に高い有用性が報告されているが、逆流性食道炎に対する臨床効果の検討もされている。(北陸)。
出典
1)奥田隆彦.新薬展望1998.COX?2阻害薬.医薬ジャーナル.増刊号.34(S-1),1998,88-93.
2)今井史彦.新薬展望1999.COX?2阻害薬.医薬ジャーナル.増刊号.35(S-1),1999,136-140.
高杉益充:月刊ミクス,2:86-87(2000)
治験記号:NK-104
<一般名:itavastatin calcium>
概要
[商]未定(興和-三共)。循環器官用剤。申請中。[剤型]錠剤。HMG-CoA還元酵素阻害剤で、高脂血症治療薬として開発されていた。
出典
トライアルドラッグス2000;株式会社ミクス,2000
治験記号:NK-433
<一般名:lanperrisone hydrochloride>
概要
[商]フルピロン(日本化薬)。中枢性筋弛緩薬。申請中。[剤型]錠剤。[適応]痙性麻痺、幼虫症、頸頸腕症候群。2-methyl-3-aminopropiophenone誘導体で、強くて持続性の中枢性の筋弛緩作用を有し、その作用はエペリゾンより強く、筋の痙縮及び緊張亢進に有用性が期待されている。
出典
トライアルドラッグス2000;株式会社ミクス,2000
治験記号:NK-843L
<一般名:nitroglycerin>
概要
冠動脈造影時の冠攣縮寛解用に開発された低濃度(1管10mL中に0.5mg含有)のニトログリセリンの注射薬である。第III相臨床試験(日本化薬)。硝酸イソソルビド注射液(1管10mL中5mg)との二重盲検試験の結果、硝酸イソソルビド注射液と同等の有効率を示したと報告されている。
出典
高杉益充:DI室,月刊ミクス,2:96(2001)
治験記号:NM-394
<一般名:prulifloxacin>
概要
[商]キスノン(日本新薬)・スオード(明治製菓)。キノロン系抗菌剤。申請中。[剤型]錠剤。プロドラッグ型のキノロン系合成抗菌剤で、NM441は経口投与後first-pass代謝で殆ど完全に抗菌活性本体であるNM394に変換される。
出典
トライアルドラッグス2000;株式会社ミクス,2000
治験記号:NM-441
<一般名:prulifloxacin>
概要
[商]キスノン(日本新薬)・スオード(明治製菓)。キノロン系抗菌剤。申請中。[剤型]錠剤。プロドラッグ型のキノロン系合成抗菌剤で、NM441は経口投与後first-pass代謝で殆ど完全に抗菌活性本体であるNM394に変換される。
出典
トライアルドラッグス2000;株式会社ミクス,2000
治験記号:NM-702
<一般名:——–>
概要
抗血小板剤として米国内で開発。PDE-III、V阻害作用及びTAX2合成阻害作用を合わせ持つ抗血小板・血管拡張剤。米国・第II相臨床試験段階(ウェルファイド-日産化学)。
出典
月刊ミクス,3:38(2001)
治験記号:NRD-101
<一般名:sodium hyaluronate>
概要
[商]スベニール(アベンティス-中外製薬)。関節機能改善剤。乳酸菌の一種を用いる発酵法により量産化した平均分子量約190万の高分子ヒアルロン酸ナトリウムで、先行品とは抽出方法や分子量で大きく異なり、粘性や弾性等で優れているとされる。新規に慢性関節リウマチにおける膝関節痛の適応を取得した。2000年8月発売。
出典
月刊ミクス,12:73(2000)
治験記号:NS-21
<一般名:garomefrine hydrochloride>
概要
[商]ウレスパン(日本新薬)。抗コリン作用・カルシウム拮抗作用。申請中。[剤型]錠剤。神経性頻尿、神経性膀胱、刺激膀胱、不安定膀胱等を対象適応として検討された。選択的α1-受容体作動薬で、腹圧制尿失禁の治療薬として開発されている。
出典
トライアルドラッグス2000;株式会社ミクス,2000
治験記号:NS-75A
<一般名:cetrorelix acetate>
概要
LHRH(下垂体性腺刺激ホルモン分泌)拮抗剤。注射剤。子宮筋腫(第IIa相)、体外受精/胚移植施行時における早発排卵防止剤(第IIb相)。ブリッジング試験で2000年申請予定。日本化薬-独・アスタ・メディカ社-塩野義製薬。
出典
月刊ミクス,9:111(2000)