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治験薬一覧:M

木曜日, 8月 16th, 2007

治験記号:MCC-135

<一般名:——–>

概要

[治験薬]
心不全治療薬。欧米で開発中、第I相試験段階。三菱東京製薬。

出典

日刊薬業,第10447号,2000.3.23.

治験記号:MCC-555

<一般名:——–>

概要

第II相臨床試験(三菱ウェルファーマ)。2型糖尿病治療剤。インスリン抵抗性改善剤で、同種の薬剤に比べ高い安全性を示したとされる。低用量での効果を確認。1998年10月、米・J&J社に供与し、世界的な大型新薬として期待。

出典

月刊ミクス,12:66(2001)

治験記号:MCC-847

<一般名:——–>

概要

第II相臨床試験(三菱ウェルファーマ)。気管支喘息、アレルギー性鼻炎治療剤。ロイコトリエンD4受容体に拮抗することにより、気管支収縮の抑制作用を示す。1999年9月、アストラゼネカ社との間で日本の独占的な開発・販売権を取得することで合意。

出典

月刊ミクス,12:66(2001)

治験記号:MCI-154

<一般名:———>

概要

第II相臨床試験(三菱ウェルファーマ)。心不全治療薬。注射剤。Ca感受性を増強して心筋の酸素消費量を増大することなく、心臓の収縮力を高める。血管拡張作用もあり、大型新薬としてきたい。本剤の経口剤がMCC-135。

出典

月刊ミクス,12:66(2001)

治験記号:MCI-186

<一般名:edaravine>

概要

[商]ラジカット(三菱東京)。脳循環改善剤。申請中。[剤型]静注用。フリーラジカルスカベンジャーで、プロスタサイクリンの遊離を刺激し、アラキドン酸カスケードにおけるリボキシゲナーゼ経路を阻害する。脳梗塞急性期の治療薬として開発されている。「エダラボン」(三菱東京)。プロスタサイクリンの遊離を刺激し、リポキシゲナーゼを阻害する。脳浮腫抑制作用、組織障害保護作用、神経脱落症状改善作用、遅発性神経細胞死抑制作用等を示すとされている。脳保護薬としての期待がもたれている。

出典

トライアルドラッグス2000;株式会社ミクス,2000・高杉益充:DI室,月刊ミクス,1:124-125(2001)

治験記号:MG-94

<一般名:magnesium sulfate>

概要

[治験薬]。
従来、鎮痙剤として「子癇」に用いられてきたが、今回、切迫早産の効能追加のため臨床評価を行い、子宮収縮抑制効果、並びに母児への安全性について検討を行った。製剤は1管20mL中に硫酸マグネシウム2gとブドウ糖2g含有する注射剤。初回、硫酸マグネシウムとして4gを20分以上かけて緩徐に静注し、以後、毎時1gより漸増し最大時3gとした。血清マグネシウム濃度は、4?7mEq/Lに維持した。原則として7日間投与とし、投与期間は妊娠36週6日迄とした。副作用は76.6%に163件発現。熱感、口渇、潮紅、倦怠感、無力症など131件を占めた。鳥居薬品。

出典

高杉益充:月刊ミクス,3:92-93(2000)

治験記号:MGI-114

<一般名:irofulven>

概要

アルキル化作用の抗癌剤。米国では前立腺癌、膵臓癌で第II相臨床試験段階。米・MGI社と提携。国内では第I相臨床試験準備段階。(大日本製薬)

出典

月刊ミクス,2:75(2001)

治験記号:MK-476

<一般名:montelukast sodium>

概要

[治験薬]。
モンテルカスト(萬有製薬)。ロイコトリエン受容体拮抗薬。
本品を吸入ステロイド薬に追加投与した結果、吸入ステロイド薬の使用量が約80%減少したことを示す、大規模臨床試験結果が第96回米国胸部疾患学会国際会議で報告されたと米国メルク社が発表。欧州10カ国で行われた同試験では、中?高用量の吸入ステロイド薬(プロピオン酸ベクロメタゾン600?3,2000μg/日)とβ2-刺激薬(1日6回吸入以下)を併用した成人喘息患者581人にモンテルカスト10mg、1日1回1錠を48週間追加投与し、吸入ステロイド薬の減量効果を検討した。その結果、
[1]モンテルカスト追加投与により約2/3の患者で吸入ステロイド薬の使用が完全に中止できた。

[2]同剤追加投与により、吸入ステロイド薬の使用量が約80%減少した。
[3]同剤追加投与により、吸入ステロイド薬の減量期間中、β2-刺激薬の使用頻度が減少したにもかかわらず、患者の喘息状態は安定していた。
[4]同剤追加投与により使用した全ての吸入ステロイド薬(プロピオン酸フルチカゾン、ブデソニド、プロピオン酸ベクロメタゾン、フルニソリド)で同等の減量効果が認められたとしている。MK-0476・L-706631。

出典

日刊薬業,2000.5.16.

治験記号:MK-906

<一般名:finasteride>

概要

[商]プロスカー(万有製薬)。5α-リダクターゼ阻害剤。申請中。[剤型]錠剤。前立腺肥大症治療剤。4-アザステロイド化合物で、5α-還元酵素(5α-reductase)を阻害することにより、前立腺肥大症の発症に密接な関連があると考えられている5α-DHTの合成を阻害する新しいタイプの前立腺肥大症治療薬である。

出典

トライアルドラッグス2000;株式会社ミクス,2000

治験記号:MK-933

<一般名:ivermectin>

概要

イベルメクチン(Merck)。avermectin-B;Stromectol[商]。ストロメクトール(万有)。駆虫剤。糞線虫。経口剤。国内第三相臨床試験段階。海外ではオンコセルカ症を適応として既に使用されている。ivermectinは、Strptomyces avertimilis由来の8-component avermectin complexから抽出された化合物で、イソブチル側鎖を有するcomponent B1aとイソプロピル側鎖を有するcomponet B1bの混合物である。本剤は線虫を麻痺させ、キチン代謝を阻害するとされている。海外ではオーストラリアで上市されている。国内では糞線虫の適応でorphan drug指定された。糞線虫は沖縄において約3万人の患者がいると推定されている。

出典

明日の新薬CD-ROM,2001.10.22.

治験記号:MK-966

<一般名:rofecoxib>

概要

[治験薬]

消炎鎮痛剤。COX-2選択性。スーパーアスピリン。プロスタグランジン(PG)を産生する酵素シクロオキシゲナーゼには、COX-1、COX-2の2種類の酵素が存在し、COX-1は、血小板、胃、腸、腎など殆どの組織に常時存在し、生体の生理機能の調整に関与する。一方、COX-2は比較的限られた単球、線維芽細胞、滑膜細胞、血管内皮細胞など特定の細胞に存在し、何らかの刺激により一過性に誘導され、炎症や発熱など病理学的作用にかかわるPGの産生に関与している。従来の非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)では、COX-1、COX-2の両方を阻害するため、
COX-1阻害による胃腸障害などの副作用が発現する。従って、選択的にCOX-2を阻害することで、
抗炎症作用が優位にあらわれ、COX-1阻害による副作用が軽減できる。[適]慢性関節リウマチ。[商]vioxx(萬有製薬)。phase
II(2000.2.16.現在)

出典

1)奥田隆彦.新薬展望1998.COX?2阻害薬.医薬ジャーナル.増刊号.34(S-1),1998,88-93.
2)今井史彦.新薬展望1999.COX?2阻害薬.医薬ジャーナル.増刊号.35(S-1),1999,136-140.

治験記号:MKC-242

<一般名:———>

概要

[治験薬]
抗うつ薬。欧米で開発中、第II相段階。三菱東京製薬。5-HT1A受容体作動薬で、鬱病、不安神経症の治療薬として開発されている。

出典

日刊薬業,第10447号,2000.3.23.

治験記号:MKC-733

<一般名:——–>

概要

[治験薬]。
消化管運動調節薬。初めてのセロトニンIII受容体のパーシャルアゴニストで、上部消化管、下部消化管の不定愁訴に対する治療効果が期待されている。現在、英国で第I相試験が終了し、日本では第II相段階。これまでの薬剤は上部・下部消化管の不定愁訴のうち、いずれか一方にしか適応されていないが、本剤は両方に対する治療効果が期待されている。三菱東京製薬。日本以外はベルギー・ヤンセン社対応。

出典

日刊薬業,第10447号,2000.3.23.

治験記号:MP-1727

<一般名:pentetreotide>

概要

[商]未定(マリンクロット)。ソマトスタチン受容体、診断薬。申請中。[剤型]静注用剤。消化管に広く分布するポリペプチドホルモンであるソマトスタチンの誘導体の一つであるペンテトレチオドに放射性インジウムを標識した化合物。シンチグラフィー用造影剤。

出典

トライアルドラッグス2000;株式会社ミクス,2000

治験記号:MRA

<一般名:——–>

概要

ヒト型抗IL-6受容体拮抗剤。慢性関節リウマチ等治療薬。[剤型]注射剤。英国・第II相臨床試験。国内第I相・第II相臨床試験。(中外製薬)。ヒト型抗IL-6 受容体。慢性関節リウマチ等の治療薬。[剤型]注射剤。(中外-米・プロテインデザインラボ社)。

出典

月刊ミクス,12:73-75(2000)

治験記号:MX-68

<一般名:——–>

概要

メトトレキサート(MTX)誘導体。慢性関節リウマチ等の治療薬。[剤型]錠剤。英国において第I相臨床治験段階。中外製薬。MTXと異なりポリグルタメーションを受けないため骨髄抑制等の副作用は少ないのではないかと期待されている。免疫抑制作用だけではなく、抗炎症作用を持つと報告されている。

出典

月刊ミクス,12:75(2000)