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治験薬一覧:J

木曜日, 8月 16th, 2007

治験記号:J-104135

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概要

[治験薬]。
尿失禁治療薬。万有製薬は2000年8月11日日本と米国で臨床治験段階の尿失禁・慢性閉塞性肺疾患治療薬(ムスカリンM3受容体拮抗薬)の開発を中止すると発表した。米国での第II相臨床治験bの中間解析の結果、対照薬と比較して有効性が確認できなかったため。国内では第I相臨床治験段階。

出典

日刊薬業,2000.8.15.

治験記号:JK-6251,2-CdA

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概要

一般名:クラドリビン(ヤンセン協和)。アデノシンデアミナーゼ耐性のプリンアナログである。増殖期だけでなく、静止期の細胞にも細胞毒性を発揮することによりヘアリーセル白血病(HCL)、慢性リンパ性白血病(CLL)、濾胞性リンパ腫などの難治性リンパ腫瘍に対する効果が期待され、欧米では既にHCLに対する第一選択薬として承認され、CLLへの有効性も報告されている。副作用として血液毒性と感染症(特に日和見感染)が報告されており、投与に対しては厳重な注意が必要である。更に種々の悪性リンパ腫に対しての有効性が期待されている。

出典

高杉益充:Drug Information;月刊ミクス,11:105(2000)

治験記号:JTE-522

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概要

[治験薬]
消炎鎮痛剤。COX-2選択性。スーパーアスピリン。プロスタグランジン(PG)を産生する酵素シクロオキシゲナーゼには、COX-1、COX-2の2種類の酵素が存在し、COX-1は、血小板、胃、腸、腎など殆どの組織に常時存在し、生体の生理機能の調整に関与する。一方、COX-2は比較的限られた単球、線維芽細胞、滑膜細胞、血管内皮細胞など特定の細胞に存在し、何らかの刺激により一過性に誘導され、炎症や発熱など病理学的作用にかかわるPGの産生に関与している。従来の非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)では、COX-1、COX-2の両方を阻害するため、 COX-1阻害による胃腸障害などの副作用が発現する。従って、選択的にCOX-2を阻害することで、 抗炎症作用が優位にあらわれ、COX-1阻害による副作用が軽減できる。[適]慢性関節リウマチ。[商]tiracoxib(日本たばこ)。phase II(2000.2.16.現在)

出典

1)奥田隆彦.新薬展望1998.COX?2阻害薬.医薬ジャーナル.増刊号.34(S-1),1998,88-93.
2)今井史彦.新薬展望1999.COX?2阻害薬.医薬ジャーナル.増刊号.35(S-1),1999,136-140.