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食品添加物とされるTBHQについて

土曜日, 8月 11th, 2007

KW:薬名検索・食品添加物・酸化防止剤・TBHQ・2-t-ブチルヒドロキノン・2-t-Butylhydroquinone・t-ブチルヒドロキノン・t-butylhydroqinone

Q:食品添加物とされるTBHQとは、どの様なものか

A:TBHQとは、2-t-ブチルヒドロキノン、t-ブチルヒドロキノン(2-t-Butylhydroquinone、t-butylhydroqinone、tert-Buty1hydro-quinone)の別名である。

  • 性状:C10H14O2=166.22。紅褐色ないし類白色結晶性の粉末。
  • 融点:127℃。水に難溶、アルコール、アセトン、油脂に易溶。
  • 用途:油脂類の酸化防止剤、ポリマー類、潤滑油などの安定剤、ポリマー類の重合禁止剤。油脂の酸化防止剤としてアメリカなど10数カ国で使用が許可されているが、日本では許可されていない。急増する輸入食品にTBHQが誤って使用される可能性があり、兵庫県では平成3年度からTBHQの検査を実施しているの報告が見られる。
  • 別名:第三級ブチルヒドロキノン。
  • 急性毒性:ラット–経口 LD50:800mg/kg・ マウス–経口 LD50:1,000mg/kg。RTECS=急性経口毒性LD50:700mg/kg(ラット)。

本品の1日当たり摂取許容量は、体重1kg当たり0.7mgとされており、過剰に摂取した場合、体重減少などが見られるとされている。

[011.1.TBH:2003.8.25.古泉秀夫]


  1. http://www.eiken.city.yokohama.jp/hp2/,2003.8.14.
  2. http://www.iphes.pref.hyogo.jp/kenkou/tbhq/tbhq8.htm,2003.8.18.
  3. 14303の化学商品;化学工業日報社,2003