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アクア酸化水の使用例-アトピー性皮膚炎に対する

月曜日, 8月 6th, 2007

KW:健康食品・機能性食品・アクア酸化水・強酸性電解水・強酸性水・アルカリイオン水・アトピー性皮膚炎

Q:アトピー性皮膚炎に対するアクア酸化水の有効性を検討した資料はあるか

A:アトピー性皮膚炎の治療法として、ステロイド療法・光線療法・漢方療法等、種々の療法が報告されているが、電気分解して得られるアルカリイオン水を飲んでよくなったとする事例も報告されている。

兵庫県明石市の光明会明石病院の内科医師は、アルカリイオン水を患者に飲用させ、強酸性水を患部に塗布する治療法を試み、約1600の患者のうち6?7割の人が半年ほどの間に改善され、医学的に研究する価値があるとする報道が見られる。

本来アクア酸化水は、水道水に微量の食塩を添加後、電気分解することにより得られる強酸性電解水で、アルカリイオン水は、同時に電気分解されて陽極側に生成する水である。アクア酸化水は、Oxilyzer(三浦電子)より生成される強酸性電解水の呼称である。強酸性電解水pH3以下(約2.7)、酸化還元電位1100mV以上の高ポテンシャルを有する水である。酸性電解水は、現在、消毒用の水として種々検討されている。殺菌効果のメカニズムは、完全に明らかにされていないが、塩素の殺菌力を最大に引きだしたものが強酸性電解水であると考えられている。電気分解によって、食塩の添加に伴い塩素ガスが生成する。この塩素の被酸化反応種の一つはアミノ基であり、非特異的な酸化反応により微生物に作用していると考えられている。強酸性電解水の殺菌効力を示す因子の本体は、塩素関連物質であり、活性酸素はESR法で検出されなかったとする報告もされている。

アルカリイオン水の飲用、強酸性水の患部への塗布により、どのような作用機序でアトピー性皮膚炎に効果が得られるのかは不明であるが、実際に使用した経験のある医師の声として、強酸性水の患部への塗布はしみるとする意見もきかれた。アトピー性皮膚炎に対する強酸性水の作用機作は、今後の検討に委ねられているといえる。ただし、アトピー性皮膚炎患者では、水道水中の残留塩素により悪化するとの報告も見られるため、強酸性水の塗布にはさらに検討が必要である。


  1. アトピーとつきあう(下)?生かしきれない治療情報:毎日新聞,1993.12.6.
  2. 岩沢 篤郎・他:強酸性電解水の有用性;日本医事新報社,No.3668(1994)